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My Lovely Days

迎える前の心構え

 可愛いなぁというだけで、犬を飼うのはとても危険なこと。生きている犬というのは、毎日食事をします。排泄をします。散歩も必要です。病気になることも、ケガをすることもあるかもしれません。感情だって、非情に豊かです。

 ぬいぐるみのように可愛い犬だって、ぬいぐるみとは全然違うのです。飽きてしまったから、思ったより大きくなったから、病気になったからといって捨ててしまうことはできないのです。そのことを忘れないでくださいね。

犬は仲間(コンパニオン)

 犬は、感情が豊かな動物。嬉しさや寂しさを、とっても上手に表現できます。欧米では犬や猫を「ペット」ではなく「コンパニオン(仲間、伴侶)」と呼ぼうという動きがあるそうですよ。愛情をそそげばそそぐほど、それに応えてくれる動物なんですね。

 だからこそ、簡単に飼うことはやめて欲しいのです。心ない飼い主に捨てられてしまった犬たちの目を見てください。そこに怒りはないのです。悲しさ、寂しさでいっぱいなんです。かつての楽しい日々を犬たちは忘れません。捨てられてしまったのは、自分が何か悪いことをしてしまったのだろうかと、そんなことを考えているのかもしれません。そんな犬たちを、どうかもう増やさないでください。

 犬と暮らすことは、とても手間のかかることです。旅行や外出だって制限されることもあるでしょう。

 犬を迎えることを決める前に、もう一度考えてください。
 毎日の世話はできますか?
 しつけをする時間はありますか?
 病気になったときにも対処できますか?
 転勤になったり、引っ越すようなことになっても対応できますか?
 老犬になっても面倒を見ることができますか?

 犬が一生を終えるまでの約15年間、幸せな毎日を約束してあげてくださいね。

家族全員の賛成が必要

 家族がみんな犬好きであれば、問題ないですよね。でも、一人でも苦手な人がいるならば、充分な相談が必要です。

 犬は人の感情にとても敏感。自分の存在を快く思っていない人がいれば、すぐに察してしまいます。このことは、いろんなトラブルを発生させてしまい、結果として犬も家族も不幸になる可能性が高くなります。

 まずは、家族全員の承諾。これが絶対条件です。

誰が世話をするの?

 食事の世話はお母さん、散歩は子供たち、シャンプーはお父さんなど、役割を決めておきましょう。

 犬の世話は本当に手間がかかります。今日は忙しいから食事の準備をする時間がないわ、なんて言っても、犬が自分で食事の支度をすることはできませんよね。もちろん食事をしないわけにもいきません。誰かができないときには、フォローできるようにしておくことも大切です。

 一人暮らしの人は、自分が世話をできない状況になるかもしれないときのことを、事前に考えておかなければいけません。いざというときに頼める人がいますか? ペットホテルや、預かってくれる病院などが、近くにあるかどうかも、チェックしておくといいですね。

 毎日の世話を怠ってしまうと、犬のちょっとした変化も見逃してしまい、取り返しのつかないことになるかもしれません。よく考えましょうね。